【Cafe-Water 基本レシピ】型抜きクッキー|Bistro NE-BS8C×TOMIZで決定版を探る
おうちカフェ『Cafe-Water』の定番メニュー第二弾。
ほろほろ、さっくさく、甘さ控えめの型抜きクッキーを追求します。
随時、最高のレシピを更新しています。
- 予熱:170℃→焼成160℃『13分』
- 仕上がり:30~35個分、ほろほろ、さっくさく、甘さ控えめ
道具
- オーブン:Bistro NE-BS8C(スチームオーブンレンジ)
- クッキーの型(☆や♡など)
- スケール(0.1g測定可能な物)
- ステンレスボウル(17cm、19cm、21cm、24cm)
- ホイッパー(泡だて器)
- ゴムベラ
- ケーキクーラー
- 粉ふるい
- クッキングペーパー
- ラップ
材料
- 北海道バター(食塩不使用)(雪印メグミルク):60g
- 粉糖(富澤商店):40g
- ゲランドの塩(微粒)(富澤商店):0.2g(ひとつまみ)
- 卵黄:20g(Mサイズ約1個分)
- 薄力粉:スーパーバイオレット(日清製粉): 120g
- ⇩有塩バターを避ける理由
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レシピに「塩0.5g」とある場合、有塩バターの使用は避けるのが無難です。日本の主要メーカーの有塩バターには、100gあたり約1.4g〜1.6gの塩分が含まれています。
- 雪印北海道バター: 約1.4g
- 明治北海道バター: 約1.5g
- よつ葉バター: 約1.6g
パウンドケーキでバターを100g使う場合、有塩バターを選ぶだけでレシピ指定(0.5g)の約3倍の塩が入ってしまう計算になります。お菓子作りで「無塩バター+塩」が推奨されるのは、以下の理由からです。
- 塩分過多による味の崩れ: 有塩バターを使うとしょっぱさが立ちすぎてしまい、バターの甘みや香りが損なわれます。
- 調整が不可能: バター自体に塩が入っていると、後から引くことができません。
- ⇩塩を入れる理由
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- 対比効果で甘さを強調: 少量の塩を加えることで、砂糖の甘みがより強く、かつキレのある後味に感じられるようになります。
- 風味の引き締め: バターや卵の濃厚な風味を際立たせ、全体の味がぼやけるのを防ぎます。
- 生地の安定: 小麦粉のグルテンに作用して生地に弾力を与え、焼き上がりの構造を安定させる効果もあります。
- 保存性の向上: 微量ながら雑菌の繁殖を抑え、お菓子の鮮度を保つのに寄与します。
- お菓子作りには、精製された「食塩」よりも、ミネラルを豊富に含む「天然塩(粗塩)」が向いています。
塩の種類(メーカー例) 主な成分・特徴 焼き上がりへの影響 ゲランドの塩 マグネシウムやカルシウム等のミネラルが豊富。塩化ナトリウムは約94%。 プロも愛用。深い旨味とまろやかさがあり、リッチな風味に。 精製塩(一般的な食塩) 塩化ナトリウムが99%以上。 塩気がダイレクトに伝わりやすいため、入れすぎるとしょっぱさが目立ちます。
- ⇩卵の選定
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型抜きクッキーに合う卵黄は、ズバリ「鮮度が良く、コクの強い赤玉(濃い黄身)」です。下記の通り、全卵を使うレシピもあります。お好みで選びます。
特徴 卵黄 全卵 食感 非常にサクサク、ホロホロ サクサク、カリッ 味 濃厚、コクがある あっさり、香ばしい 型抜き 綺麗に抜ける、崩れやすい 扱いやすい 焼き色 こんがり濃い 普通 日本における鶏卵(全卵・殻付き)の規格は、農林水産省の「鶏卵取引規格」に基づき、1個あたりの重量で細かく定められています。
- LLサイズ:70g以上~76g未満
- Lサイズ:64g以上~70g未満
- Mサイズ:58g以上~64g未満
- MSサイズ:52g以上~58g未満
- Sサイズ:46g以上~52g未満
- SSサイズ:40g以上~46g未満
- Mサイズ:黄身と白身のバランスが良い(約50g〜60g前後)。
- Lサイズ:白身の割合が多く、オムレツやメレンゲなどに適している。
- Sサイズ:小さいが黄身の割合が比較的高め。
「Mサイズ」が最もバランスが良いとされています。
卵1個を正味50g(殻なし)「卵黄:20g、卵白:30g」で計算しています。
レシピ
準備

※冷蔵庫から出して直ぐに使用すると混ざりません。(分離)
- ⇩常温に戻す方法
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①方法:冷蔵庫から出して戻す。
季節(室温) バターの放置時間 卵の放置時間 夏(30℃前後) 30分〜1時間 30分〜1時間 冬(10〜15℃) 3〜4時間(一晩) 2時間以上 - 夏の注意: 出しすぎるとバターがテカテカに溶け(液体化)、二度と泡立たなくなります。冷房の効いた部屋で管理してください。
- 冬の注意: 暖房のない部屋では一晩置いても固いままのことがあります。
②方法:レンジで温める。
- 卵の爆速温め:
35〜40℃のぬるま湯に5〜10分浸けます。お風呂の温度くらいが目安です。 - バターの爆速柔らか:
- 5mm〜1cm角に小さく切る(表面積を増やす)。
- 電子レンジの「解凍モードや低ワット(150W)」で10秒ずつ様子を見る。
- 注意: 一部でも透明な液体になったらアウトです。溶けすぎたバターは元に戻りません。
焼き上がりの「ホロホロ感」がさらに一段階アップします。
作り方




- ⇩分離した時の対処法(ダマになる) ※パウンドケーキ編参考
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対処法1:薄力粉を加える。卵の水分を吸収させる。

- 小麦粉を大さじ1杯加える。
- ハンドミキサーで一気に混ぜる。
- 見た目で分離が無くなれば、ハンドミキサーを止める。
- 分離が収まらなければ対処法2へ
対処法2:35℃程度で湯せんをする。バターと卵の温度差を無くす。
バターは溶けやすいので、素早く白っぽくなるまで混ぜる。温めすぎ注意!





- ⇩生地を寝かせる理由
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寝かせることで水分が均一になり、材料が馴染んで風味も向上します。時間は1時間〜一晩が目安です。2日以上寝かせると、卵や水分で生地が傷んだり、バターの香りが落ちて生臭さを感じたりする場合があるため、早めに焼くのがおすすめです。
- サクサク食感を出す(グルテンの緩和)
小麦粉に含まれるグルテンは、混ぜることで粘りが出ます。冷やして休ませるとこの粘弾性が弱まり、焼き上がりが硬くならず、サクサクの食感になります。 - 型抜きしやすくする(バターの凝固)
混ぜた直後の生地はバターが柔らかく、ベタついて型抜きが難しいです。冷やすとバターが固まり、型抜きしやすく、生地が作業台や型にくっつきにくくなります。 - 焼き縮み・型崩れを防ぐ
生地を冷やして引き締めることで、オーブンに入れた瞬間にバターが溶けて広がるのを防ぎ、焼いた後の縮みや歪みを抑えることができます。
- サクサク食感を出す(グルテンの緩和)


型を抜く。余った生地は、丸めて伸ばし型を抜くを繰り返す。徐々に生地が柔らかくなり型がキレイに抜けなくなったら、冷凍庫で3分ほど冷やすと再び抜きやすくなります。



ケーキクーラー(網など)にのせて冷ます。手で持てる熱さになったらクッキーをラップで包む(さくさくがしっとりになってしまう)。焼きたてはもそもそして美味しくないですが、一晩置くと美味しくなります。


課題
- もう少し、さっくさく食感を追及したい。
道具・材料
<スチームオーブンレンジ> NE-BS8Cの後継機種です。
<スケール> コーヒースケールとしても使えます。
