【Cafe-Water 基本レシピ】パウンドケーキ|Bistro NE-BS8C×TOMIZで決定版を探る
おうちカフェ『Cafe-Water』の定番メニュー第一弾。
しっとり、ふわっふわのパウンドケーキを追求します。
随時、最高のレシピを更新しています。
- 予熱:180℃→焼成170℃『45分』
- 仕上がり:20cm×8cmパウンド型、しっとり、ふわっふわ
道具
- オーブン:Bistro NE-BS8C(スチームオーブンレンジ)
- 型:20cm×8cmパウンド型(ブリキ製)
- スケール(0.1g測定可能な物)
- ハンドミキサー
- ステンレスボウル(17cm、19cm、21cm、24cm)
- ホイッパー(泡だて器)
- ゴムベラ
- ケーキクーラー
- 粉ふるい
- クッキングペーパー
- ラップ
材料
- 北海道バター(食塩不使用)(雪印メグミルク):100g
- 粉糖(富澤商店):80g
- ゲランドの塩(微粒)(富澤商店):0.5g
- 全卵:90g
- 薄力粉:スーパーバイオレット(日清製粉): 100g
- ベーキングパウダー(富澤商店):2g
- ⇩有塩バターを避ける理由
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レシピに「塩0.5g」とある場合、有塩バターの使用は避けるのが無難です。日本の主要メーカーの有塩バターには、100gあたり約1.4g〜1.6gの塩分が含まれています。
- 雪印北海道バター: 約1.4g
- 明治北海道バター: 約1.5g
- よつ葉バター: 約1.6g
パウンドケーキでバターを100g使う場合、有塩バターを選ぶだけでレシピ指定(0.5g)の約3倍の塩が入ってしまう計算になります。お菓子作りで「無塩バター+塩」が推奨されるのは、以下の理由からです。
- 塩分過多による味の崩れ: 有塩バターを使うとしょっぱさが立ちすぎてしまい、バターの甘みや香りが損なわれます。
- 調整が不可能: バター自体に塩が入っていると、後から引くことができません。
- ⇩塩を入れる理由
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- 対比効果で甘さを強調: 少量の塩を加えることで、砂糖の甘みがより強く、かつキレのある後味に感じられるようになります。
- 風味の引き締め: バターや卵の濃厚な風味を際立たせ、全体の味がぼやけるのを防ぎます。
- 生地の安定: 小麦粉のグルテンに作用して生地に弾力を与え、焼き上がりの構造を安定させる効果もあります。
- 保存性の向上: 微量ながら雑菌の繁殖を抑え、お菓子の鮮度を保つのに寄与します。
- お菓子作りには、精製された「食塩」よりも、ミネラルを豊富に含む「天然塩(粗塩)」が向いています。
塩の種類(メーカー例) 主な成分・特徴 焼き上がりへの影響 ゲランドの塩 マグネシウムやカルシウム等のミネラルが豊富。塩化ナトリウムは約94%。 プロも愛用。深い旨味とまろやかさがあり、リッチな風味に。 精製塩(一般的な食塩) 塩化ナトリウムが99%以上。 塩気がダイレクトに伝わりやすいため、入れすぎるとしょっぱさが目立ちます。
- ⇩卵の選定
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パウンドケーキに合う卵は、ズバリ「鮮度が良く、コクの強い赤玉(濃い黄身)」です。パウンドケーキは材料の1/4が卵であるため、卵の質が「風味」と「焼き色」に直結します。選ぶ際のポイントを3つにまとめました。
- 「Mサイズ」が安定。卵1個を正味50g(殻なし)で計算しています。日本卵業協会の規格では、Lサイズは白身が多く、Mサイズは黄身の比率が相対的に高いため、お菓子作りにはMサイズが最もバランスが良いとされています。
- ⇩ベーキングパウダーの役割
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- 膨張を助ける: 水分と熱に反応してガスを発生させ、生地を持ち上げます。
- 食感を軽くする: 生地の中に細かい気泡を作るため、口当たりが軽やかになります。
- 失敗を防ぐ: バターの泡立てが不十分でも、BPの力で一定のボリュームを出すことができます。
- 入れない場合(プロ・本格派): バターと卵の力(物理的な泡立て)だけで膨らませます。ずっしりと濃厚で、バターの風味がダイレクトに伝わる贅沢な仕上がりになります。
<使用時の注意点>
- 分量: 小麦粉に対して1〜2%が適量です。入れすぎると、独特の苦味(えぐみ)が出たり、焼き色が濃くなりすぎたりします。
- 混ぜ方: 必ず小麦粉と一緒にふるいにかけてください。塊があると、そこだけ大きな穴が空いたり、苦い部分ができてしまいます。
- 保存:湿気に非常に弱いです。
- アルミフリーを選ぶ: 健康への配慮から、「アルミフリー(ミョウバン不使用)」と記載されたものを選ぶ。
- 価格帯の違い: 一般的に、ミョウバンを使用した安価な製品と、アルミフリーの高価格帯の製品とで二極化している傾向があります。
- ⇩ベーキングパウダーとコーンスターチの関係
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富澤商店オリジナル ベーキングパウダーの特徴
- アルミニウム不使用: 原材料表示にミョウバン(硫酸アルミニウムカリウムなど)の記載がなく、アルミニウム摂取を気にする方に適しています。
ベーキングパウダー
の成分比率成分重量パーセント 役割 コーンスターチ 44.5% 吸湿防止・分散剤 第一リン酸カルシウム 31.5% 酸性剤(ガス発生調整) 炭酸水素ナトリウム 24.0% ガス発生源(重曹)
レシピ
準備

※冷蔵庫から出して直ぐに使用すると混ざりません。(分離)
- ⇩常温に戻す方法
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①方法:冷蔵庫から出して戻す。
季節(室温) バターの放置時間 卵の放置時間 夏(30℃前後) 30分〜1時間 30分〜1時間 冬(10〜15℃) 3〜4時間(一晩) 2時間以上 - 夏の注意: 出しすぎるとバターがテカテカに溶け(液体化)、二度と泡立たなくなります。冷房の効いた部屋で管理してください。
- 冬の注意: 暖房のない部屋では一晩置いても固いままのことがあります。
②方法:レンジで温める。
- 卵の爆速温め:
35〜40℃のぬるま湯に5〜10分浸けます。お風呂の温度くらいが目安です。 - バターの爆速柔らか:
- 5mm〜1cm角に小さく切る(表面積を増やす)。
- 電子レンジの「解凍モードや低ワット(150W)」で10秒ずつ様子を見る。
- 注意: 一部でも透明な液体になったらアウトです。溶けすぎたバターは元に戻りません。
- ⇩型紙の折り方
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1.型の大きさに合わせて、クッキングペーパーを切ります。

2.型に沿って、しっかりと折り目を付けます。

3.型底に向かって、45°でカットします。その後、下記のようにしっかりと折り目を付けます(重要)。

4.型にすっと入ります。型より上に出た余分なキッチンペーパーは1cm残してハサミでカットします。残した1cmは外側に折り込みます。

5.型とキッチンペーパーをサラダ油(バターなど)で密着させます。

6.完成

焼き上がりの「ホロホロ感」がさらに一段階アップします。
作り方



気を含ませる。


- ⇩分離した時の対処法(ダマになる)
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対処法1:薄力粉を加える。卵の水分を吸収させる。

- 小麦粉を大さじ1杯加える。
- ハンドミキサーで一気に混ぜる。
- 見た目で分離が無くなれば、ハンドミキサーを止める。
- 分離が収まらなければ対処法2へ
対処法2:35℃程度で湯せんをする。バターと卵の温度差を無くす。
バターは溶けやすいので、素早く白っぽくなるまで混ぜる。温めすぎ注意!


型に生地を流し込む。角にもしっかりと生地を入れる。

型を3cmくらい持ち上げて2回落とし、中の空気を抜く。

※焼き始めて10分ほどたったところで水に濡らしたナイフで中心に切り込みを入れると、真ん中がきれいに膨らみます。




課題
- 全卵(共立て): ずっしり、しっとり、伝統的。
- 別立て(メレンゲ): ふんわり、軽やか、口溶け重視。
- まずは万能な「雪印」で味の基準を知る。
- 濃厚さを追求するなら「よつ葉」。
- 本格的な風味を目指すなら「イズニー」などの発酵バターを試してみる。
道具・材料
<スチームオーブンレンジ> NE-BS8Cの後継機種です。
<スケール> コーヒースケールとしても使えます。
